とある日ウチノウラトレイルを整備していたら
近所のお父さんが、ふと思いだした!って寄って来て頂き、オオバカハナジってのが山奥にあんだよ!って教えてくれました。
なんだそれ!ずいぶんファンキーな場所じゃないっすかって話していたら
お父さんいわく、俺もなんか変な地名だと思ってさー。ずっと調べてたんだよねーって。
ありがたい事に、ここ近年地域の方々が地域の歴史や地名にまつわるエトセトラを調べてくれています。
では、オオバカハナジって地名ですが。
正式には、大桑のハナレジ(離れた場所の意味)だそうです。
そんなわけで早速調査&プチ整備に行ってきました。
久し振りにゾクゾクする雰囲気たっぷりな場所でした。
人が住んでいたらしい情報もありましたが石垣があり
やはり生活の臭いがありました。
複数ある鹿の獣道がとても濃く、近年の餌付けによる
熊猟がまさにこの場所で行われていた痕跡もあり、地域の方々の皮肉からオオバカのハナジって呼ばれていたのかなって感じました。
この沢の奥地には、実際に熊取山ってのがあり
最終的に仕留める場所をタツバ沢と呼んでいました。
楽して捕獲しようとするならば、おのずと熊達は人家のそばにやってきます!
そして、美味しい餌が近くあると学習してしまえば
熊達の生息域に変化が生まれます。
農家の多い地域ゆえに、そんな猟師達への隠れた隠語だったのかと思われます。
この地域では、あいつはバカだ!とか、相手をさげすむ隠語とジェスチャーがあります。
鼻の下にバックピースをあてて、二回ほどペッペッてやります。
これこそ、まさにオオバカのハナジの言われなのかも知れません。
信じるか信じないかはあなた次第です。